個別指導計画
Individual Education Plan (IEP)
日本でいう「個別指導計画」。 IEPは、障害を持つ子どもに合わせて作成され、個々の目標や適応性、改良点、提供すべきサービス、成果などが記載されています。日本では、学校の担任の先生が主体となって作成しますが、カナダでは、担任の先生をはじめ、「学校の管理者・保護者・生徒本人(任意)・他の学校のサポートスタッフ」を含めたチームによって、定期的にミーティングが開かれ、作成されます。
よく誤解されているのは、「IEPは、法的な書類である」ということ。IEPには法的な効力はなく、あくまでもその子どもに適した教育プログラムを円滑に実施し、個々に設定したゴールまでの進展を効果的に記録する書類です。特別に教育省から定められたフォーマットというのはなく、学校によって様々ですが、必ず含まれている項目は・・・
• コースや科目のカリキュラムの成果として予め記された目標と異なる「その生徒個人の目標」
• 特別なプログラム・生徒名・生徒の役割・使用される教材が記載された、
その生徒に必要な支援サービスのリスト
• 目標を達成するための適応性や方法
【関連資料】
・ACT’s Autism Manual for B.C.
(Chapter 7--The B.C. Education System – An Introduction for Parents of Students with ASD)
IEPは、下記のような感じです。