教育
Education
ほとんどサポートがない障害者の「中等後教育」の助成
■ 義務教育就学援助制度 (国の制度)⇒
文部科学省
児童扶養手当・生活保護などを受け、経済的に困窮している世帯が対象。主に義務教育課程の小、中学生に対して、入学支度・修学旅行費・学校給食費・学用品費などの全額または一部が援助されます。
■ 生活福祉資金貸付制度 (国の制度)⇒ とうきょう福祉ナビゲーション
低 所得者世帯(必要な資金を他から借り受けることが困難な世帯--市町村民税非課税程度)・障害者がいる世帯(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福 祉手帳の交付を受けた者等の属する世帯)・高齢者がいる世帯(日常生活上介護を必要とするおおむね65歳以上の高齢者のいる世帯)が対象。東京都の場合、 「総合支援資金・福祉資金・教育支援資金・不動産担保型長期生活資金・要保護世帯向け不動産担保型長期生活資金」の5種類の貸付。母子福祉資金その他の公 的資金の貸付けが利用可能な場合は、本貸付けより優先されます。生活保護を受けている世帯は、福祉事務所が自立更生のために必要があると認めた場合に限 り、必要な資金を貸し付けることが可能。貸付条件の見直しにより連帯保証人要件が緩和され、連帯保証人を立てる場合は無利子、立てない場合は「有利子貸付 年1.5%」ですが、緊急小口資金、教育支援資金は無利子。不動産担保型生活資金は年3%又は長期プライムレートのいずれか低い利率。詳細は、地域によっ て異なるので、各市町村の役所で確認。
障害者でも健常者と同等なサポートを得られる教育助成
■ Canada Pension Plan (CPP) Children's Benefits
カナダ年金プラン学童給付金 詳細⇒ Government of Canada
「認定された障害を持つ保護者」の「18歳以下の子ども・18~25歳の認定された学校や大学にフルタイムで通学している子ども」が対象。保護者が障害年金受給者であっても、死亡したとしても、一定の条件を満たしていれば、子どもが給付できる可能性があります。給付額は、毎年変動がありますが、どの子どもも月額$230.72(2013年度)。通常、18歳未満の子どもは、保護者が代わりに受取りますが、18歳以上は、成人と見なされるので、子ども本人に支給されます。保護者が死亡している場合は、子どもの法的親権者に。
新年度毎(あるいは学期毎)に、学校に出席していることを証明する書類「Declaration of Attendance at School or University (ISP1401)」に学校からの署名をもらい、提出する必要があります。給付金は、通常の学校の休校中であれば継続して支給されますが、自分の意思で学校を長期休む場合は、支給が打ち切られ、復学する際に再度、上記の書類を提出。自動更新されることはありません。
■ Grant for Students with Permanent Disabilities
永続的な障害を持つ学生への助成
詳細⇒ Government of Canada
「認定された永続的な障害」を持ち、「たとえ1ドルであっても経済支援が必至な環境」にあり、「フルタイム・パートタイムで指定された学校に通う」学生が対象。指定校には、公立・私立の専門学校/大学/大学院も含まれています。障害の内容や世帯の経済状況を証明する書類を提出。審査に通ると、学年度(8/1~7/31の1年間)毎に$2,000の給付金が支給されます。一度支給された給付金は、返金義務はありません。その学生の状況により、他の助成制度との重複申請も可能です。
※カナダの州のうち、「Northwest Territories・Nunavut・Quebec」は、独自の制度があるため、
この制度は実施していません。
※給付金は、どの学生にも同額で支給。例えば、その生徒の必要費用が$1,400と判断されたとして
も、$2,000の給付金が支給され、その代り「学生ローンは不要」と判断されます。
■ Grant for Services and Equipment for Students with Permanent Disabilities
永続的な障害を持つ学生の支援と備品助成 詳細⇒ Government of Canada
「認定された永続的な障害」を持ち、「たとえ1ドルであっても経済支援が必至な環境」にあり、「フルタイム・パートタイム(最低32週間)で指定された学校 に通学」なおかつ、教育に関係した特別な支援や備品を必要としている学生が対象。指定校には、公立・私立の専門学校/大学/大学院も含まれています。障害の内容や世帯の経済状況を証明する書類、その支援や備品の詳細を記した(学校関係者などの)資格がある人からの確認書類を提出。審査に通ると、学年度(8/1~7/31の1年間)毎に最高$8,000までの給付金が支給されます。一度支給された給付金は、返金義務はありません。その学生の状況により、他の助成制度との重複申請も可能です。
■ Canada Student Loans Program - Permanent Disability Benefit
永続的な障害を持つ学生の教育資金ローン 詳細⇒ Government of Canada
「認定された永続的な障害」を持ち、中等後教育機関に通っているものの、「経済的な理由から学費の支払いも、ローン資金を返金することも困難」な状況にいる学生が対象。審査に通ると、認定された範囲内の学費を国が代納してくれます。返金義務はありません。
※別の障害者学生ローン「Repayment Assistance Plan for Borrowers with a Permanent Disability」もあります。この制度では、返金義務が完全に免除にはなりませんが、返金額は明白には決まっておらず、あくまでも「出来る範囲で」といった寛大な対応になっています。
■ Autism Program
自閉症プログラム(国・州ごとの制度) 詳細⇒ Government of Canada
医療専門家によるアセスメントにより正式に認定を受けた自閉症児には、治療のためのいろいろなプログラムが作られています。居住している州によって、助成金の額やサービス内容などは異なっていますが、どこの州も「0~6歳」と「6~18歳」で分類されています。自閉症治療には「早期発見・早期治療」が大切とされているため、応用行動分析(ABA=Applied Behavior Analysis)療法に基づき、幼児期に力を入れた内容になっているのです。詳細は下記で確認。
※因みに・・・日本ではこのような制度は (2014年現在では)ないので、 治療に関する費用は全て家族負担になってしまいます。
自閉症・発達障害閑連サイト |
教育 |
自閉症協会サイト |
Autism Society of Nunavut |
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■ Registered Education Saving Plan (RESP) 政府公認学資金積立プラン(国の制度)
義務教育後の進学を考慮して、子どもの学費を貯蓄するための積み立て貯蓄口座。教育支援制度の一環ですが、助成金ではないので、「預貯金 / 年金」のページに記載。