僕が跳びはねる理由(東田直樹)

当時、千葉県立君津養護学校に通う「重度自閉症との診断を受けた著者」が自閉症について、「どうして目を見て話さないのですか?」「手のひらをひらひらさせるのはなぜですか?」等50以上の質問に答える。まさに、「自閉症児の代弁者」ような著書。

 

--著者からのメッセージ--

この本を読んで下されば、今よりきっと自閉症の人のことを、あなたの身近な友達のひとりだと思っていただけると思います。人は見かけだけでは分かりません。中身を知れば、その人ともっと仲良くなれると思います。自閉の世界は、みんなから見れば謎だらけです。

少しだけ、僕の言葉に耳を傾けてくださいませんか。そして、僕たちの世界を旅してください。

 

 

自閉症だったわたしへ(ドナ ウィリアムズ) 

わたしってそんなに「変でおかしな子」なの? 幼い頃から、周囲の誰ともうまくつきあうことができず、いじめられ、傷つき苦しみ続けた少女――。家族にも、友達にも、学校にも背を向け、たった一人で自分の居場所を求めて旅立った彼女が、ついに心を通い合わせることができる人にめぐりあい、自らの「生きる力」を取り戻すまでを率直に綴った、鮮烈にきらめく、魂の軌跡の記録。

 

 

 

 

■この星のぬくもり―自閉症児のみつめる世界

曽根富美子 ベネッセコーポレーション、199712

 

 

光とともに… 自閉児を抱えて

戸部けいこ第1巻、秋田書店、20017

(連載中、第14巻(20091月)まで刊行されている)

 

 

■はだしの天使

さがわれん第1巻、ぶんか社、20048

原案:脇坂友美(第3巻(200510月)まで刊行)

 

 

■おなかまるだしこちゃんーうちの子自閉症スペクトラム?

草野誼第1巻、秋田書店、20103

 

 

ブログで紹介した本

2014年

5月

06日

【本】「正しさは優しさにはかなわない」 ―妻で母でアスペルガーの社長が自身のトリセツづくりで学んだこと【JAPAN】

「自分のトリセツ」があったら便利だな、と感じたことはないだろうか?

筆者は会社員からフリーランスに転向した当初、よくやるミスのリスクヘッジとして、陥りやすい失敗対策ルールをつくったことがある。単純なことで言え ば、数字のうっかりミス防止を含む「取材撮影進行メールの確認ポイント」や、取材先や打ち合わせに行く際の「方向オンチ防止マイルール」など。また、心理 学やカウンセリングの勉強を重ねる中で自ずと自己理解が進み、自分のトリセツ的なものが構築され、自分自身とつきあいやすくなった感がある。

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2014年

4月

25日

【本】「育児をしない男は損」 自閉症の娘と向き合った父親が語る、部下10人のマネジメントに相当する子育て【JAPAN】

あなたの子どもがもし1歳で「自閉症」と診断されたら? 「一生言葉を覚えることはない」と言われたら? 『リカと3つのルール 自閉症の少女がことばを 話すまで』(新潮社)の著者、東条健一さんは、娘・リカちゃんが自閉症と診断されたとき、「幽体離脱」に近い状態を感じるほどのショックを受けたという。 しかし、大学の研究チームに力を借りるなどし、リカちゃんは3000語を話せるまでになった。同書はリカちゃんの成長の記録であると同時に、東条さん自身 の成長の記録でもある。父親として自閉症児と向き合うことはどういった経験だったのか。東条さんに話を聞いた。

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2014年

4月

22日

【本】アスペルガー症候群と子育て 明治大学国際日本学部教授 藤本由香里

最近、「発達障害」「アスペルガー症候群」という言葉をよく聞くようになった。だがその実際は、まだよく知られているとはいえない。記事などで取り上げら れることがあっても、「理解が必要な弱者」という扱いがほとんどだ。そんな中で、「アスペルガー」の実態を、当事者の立場から「へえ、そうだったのか!」 と目からウロコの面白さで読ませてくれるマンガ作品が複数登場している。

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2014年

4月

18日

【本】発達障害のいま 杉山 登志郎 

18万部のロングセラー『発達障害の子どもたち』に、待望の続編が登場! 発達障害児の陰に潜む家庭の問題とは? こころの骨折・トラウマはどう治す? 脳と神経に何が起こっているのか? 「発達凸凹」という新しい考え方とは? 保護者、教育関係者から小児科医まで必読の書。>>>Amazon<<<

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2014年

4月

02日

【本】読み書きはできないと診断された自閉症児が、未来のノーベル賞候補と言われるようになった理由【USA】

アインシュタインやベートーヴェン、ピカソなど、天才的な才能を持ちながら、幼い頃に発達障害だったと言われている偉人は少なくない。現在、アメリカのインディアナ州に暮らす少年、ジェイコブ・バーネットくん(以下ジェイク)も、そんな天才児の1人だ。

 

1998年にアメリカのインディアナ州に生まれたジェイクは、2歳の時にアスペルガー症候群と診断される。その症状は、大人になっても読み書きさえ もできるようにはならないと言われたほど。しかし、そんな彼が障害を乗り越えて、10歳にしてインディアナ大学・パデュー大学インディアナポリス校に入 学。現在は大学院で量子物理学の研究を行っているという。さらには、未来のノーベル賞候補とまで言われているのだ。

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2013年

3月

30日

【本】「母親やめたい」「わが子がかわいくない」母親が増える背景とは?【JAPAN】

多くの母親は妊娠中から、生まれてくる子どもとの未来に希望を膨らませる。一緒にあそこに行きたい、こんな服を着て、こんなことで遊んで……。それでも最終的には「健康で普通の子になってくれれば」というささやかな望みに帰着する人が多いだろう。だがもし、そのささやかな望みさえ叶わなかったら?

 

発達障害の子を持つ親の奮闘、目を背けたくなるほどの現実を描いたコミックエッセイ『母親やめてもいいですか』(山口かこ:著、にしかわたく:イラスト/かもがわ出版)が話題となっている。

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2012年

12月

24日

【本】『風になる―自閉症の僕が生きていく風景』【JAPAN】

著者は、重度自閉症の東田直樹さん。「自閉症の人たちは特別な存在ではなく、みんなと同じように悩み、苦しみ、そして喜んでいたり、楽しんでいたりしていることをわかってもらいたかったのです」という思いから執筆されていたコラムが、反響を呼び、ついに単行本になりました。これまでの連載(60回分)を加筆・再構成し、また、190号での宮本亜門さんとの対談も収録しています。

 

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2012年

12月

07日

【本】ホームレス障害者 彼らを路上に追いやるもの 鈴木文治

著者は、川崎市にある日本基督教団桜本教会の伝道師である。盲学校、養護学校の校長を務めた障害児教育の専門家でもある。ホームレスの人々や障害者と「共に生きる」とは、どう生きることか。本書に多くのことを学んだ。

 

桜本教会がホームレスの人々への支援を始めたのは1994年。当初は住民の反対運動や嫌がらせにあったが、少しずつ理解が広がった。翌年からは週2回、食事や衣類、日用品の提供を始めた。
 


 

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2012年

10月

29日

【本】Lisa Genova goes inside the mind of autistic boy with third novel 'Love Anthony"【Toronto】

Genova's most recent novel, "Love Anthony," is a poignant exploration of the mysteries of autism as seen through the eyes of a non-verbal 12-year-old boy with the disorder -- or rather, through a stranger who has somehow tuned into the working of the child's mind.

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2012年

10月

25日

【本】発達障害の元教諭が自伝執筆 障害への理解訴え【岡山】

広汎性発達障害の診断を機に、中学教諭を退職した瑠璃(るり)真依子さん(26)=ペンネーム、岡山県内在住=が、自身の経験を綴った著書「どろだんご―発達障害と共に生きる」を発行した。人との関わり方でもがいてきた思いを素直な言葉でつづると同時に、当事者への理解を訴えている。

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