■ 特別支援学校の授業に役立つ
自作創作教材・教具
養護学校の先生が経験から開発した自閉症児のための支援教材集。100円ショップの商品で作る教材シリーズというコーナーもあり、お金をかけないで簡単に作成でき、すぐに取り入れることのできるアイディアが満載です。
■ 世界の訓練グッズ「iWANT」
障害児のおもちゃ、セラピー、自閉症治療、自閉症児のための検査キット、サプリメントなど療育に関する最新情報、グッズ、サービスを提供する、障害児のための療育専門サイト。
■ (財)明治安田こころの健康財団「コミュニケーション
支援ボード」
明治安田こころの健康財団は、自閉症をはじめとする発達障害の子どもの育成に関する各種相談、専門家育成のための研修講座の開催および研究助成を中心に事業を展開している財団です。その中の事業の一つとして取り組んでいるのが、話し言葉によるコミュニケーションにバリアのある知的障害や自閉症の人たちが使いやすいコミュニケーション支援のツールの開発と、それが使える地域の環境作りを目指した「コミュニケーション支援ボード」作成。
2003年、全国知的障害養護学校長会(現全国特別支援学校知的障害教育校長会)と連携して、東京IEP研究会制作の「コミュニケーション支援ボード」を全国規模で配布。その後、地方公共団体や関係機関、関係団体などと協働作業を積み重ねられ、身近な存在として利用頻度の高い交番やパトカーに配置された警察版や、東京消防庁管内の救急車両等に配置された救急用のほかに、鉄道駅用、コンビニ用、災害時用などカスタマイズされた支援ボードが順次開発されています。今では、障害者だけでなく外国人、高齢者、幼児など幅広く利用されているそうです。
明治安田こころの健康財団のサイトからダウンロードすれば、すぐに使えるモノばかり。 (※ただし、有償での配布、営業目的での使用しないで下さいね!)
コミュニケーション支援ボード〔2003年オリジナル汎用版〕
2003年当時の養護学校約1,000校を中心に全国規模で150,000部配布したもの。 2005年6月には、「コミュニケーション支援ボード」の全国での活用好事例をまとめ、『コミュニケーション支援とバリアフリー』(ジアース教育新社)として出版されています。
救急用コミュニケーション支援ボード
東京消防庁の監修により、消防署および救急車・ポンプ車等の救急関係車両への配置を目的とし、救急場面において病気やケガで話せない人や、話し言葉によるコミュニケーションに障害のある人とスムーズに意思疎通を図るために開発。 2011年3月、東京消防庁に救急隊用と消防隊用あわせて2,000部を寄贈されています。
警察版コミュニケーション支援ボード
警察庁の協力を得て、困ったときにもっとも身近な存在として利用頻度の高い交番、警察署およびパトカーに配置することを目的に2008年作成。警視庁および全国の道府県警察に寄贈されています。
■ インターネット・サポートブック『うぇぶサポ』
奥進システム運営
サポートブックとは、自閉症・発達障害などの方が初めて接する人・サポートしてもらう人達(ヘルパーさんやケースワーカーさん、親戚の人など)に特性や症状を伝え、情報を共有できることで将来的に、多方面からよりよい支援を行うことに繋げられる記録です。
保護者がすぐ対応できない時や、本人が自分の症状等を説明できない時でも、支援する側が支援する為の情報を得る手段になります。従来は、コピーして手書きで修正する紙のモノや、エクセルなどで作成し管理するモノはありましたが、こちらのサイトでは、ウェブでのサポートブックを紹介。紙に印刷しなくても、インターネットブラウザやスマートフォンがあればどこからでも見ることが出来、内容を書き直せばすぐに反映されるので、常に最新の情報を支援者に提供できます。
■ 遊びながら感情を学べる「Build-A-Robot」
支援ボード」
表情が読み取れない。他人に対して興味をもたない。そもそも本人に喜怒哀楽の感情表現が見受けられない…自閉症。「Build-A-Robot」は、そんな自閉症をもつ子供たちのために作られたおもちゃ。喜怒哀楽それぞれがデザインされた頭部のパーツを取り換えることができ、嬉しいとき、悲しいとき、怒ったとき、驚いたときに、その感情をどうやって相手に伝えるかを教えてくれます。
このおもちゃを手がけた、元フォトジャーナリストであるLaura Chun Urquiaga(ローラ・チャン・ウルキアガさん)は、プロのセラピストや自閉症の子どもたちの親を講師として迎え、彼らとの対話を経てデザインしました。普通の子どもたちにも使ってもらえそうな形をしているのは、「“特別”なおもちゃに見えないものがいい」という親の意見に配慮しているからです。
「Build-A-Robot」がユニークなのは、五感をいかしているところです。例えば悲しい顔をした頭はやわらかいフェルトでできています。それに対して怒った顔をした部品はとんがっています。驚いた顔の部品は、てっぺんのボタンを押すとキーキー叫びます。人型よりもロボット型の方が、コミュニケーションを苦手とする彼らにとっては受け入れやすいのだとか。
ちなみに、このおもちゃができるまでのプロセスも素晴らしいのです。素材には再利用したオーガニックな木材を使い、染料は水性。ホルムアルデヒドの入っていない糊は、バイオマスと太陽エネルギーを使っている工場で作られています。パッケージも再生紙というこだわりです。気になるお値段は35ドル。こちらからご購入することもできます。
■ Flag House (カナダ)
カナダのレクリエーション業界では、Flag Houseが発行している「Going Strong」という用具専用雑誌が有名で、多彩なグッズを販売。ネット販売もOK。
■ Enabling Devices (アメリカ)
本社所在地:アメリカ・ニューヨーク
アメリカを代表する会話補助装置/言語訓練ツールメーカー。一人一人異なるニーズを持つ障害児のための玩具、スイッチ等を開発、製造する専門メーカー。玩具は、病院やリハビリテーションセンターと連携して開発。様々な障害を持つ子供達に応じ、「遊び」を通して楽しめるように配慮されています。
また、障害の症状にかかわらず、大人から子供まで全ての人が使えるよう開発されたスイッチの種類は、
なんと100種。その製品には玩具と同様、
様々な感覚の工夫がこらされています。
■My Precious Kid (アメリカ)
本社所在地:アメリカ・オレゴン州
危険を予め回避できにくい自閉症児にとって、日常生活は危険がいっぱい。そんな生活を支援する安全に重きを置いて開発されたグッズを販売しています。万が一迷子になった場合を想定して、子どもの所在を確認できる機会や、IDチップが内蔵した靴など、ユニークな商品を紹介しています。