商品見本市:渋谷でGoodJob!展 独創的な障害者アーティスト 企業、デザイナー協働【東京】

障害のあるアーティストの独創的な表現を生かし、企業やデザイナーとの協働で生み出された商品の見本市「Good(グッド)Job(ジョブ)!展」が29日、JR渋谷駅に直結する渋谷ヒカリエ8階で始まる。雑貨や衣類、家具など13種約100点を展示。一部商品の販売の他、新たな商品開発や仕事作りのための相談も受け付ける。12月1日まで。

アートやデザインを通じて障害者の仕事を作り出すことを目指すNPOや企業などが集まり、実行委員会を構成、同展を企画した。展示商品の一つは、博多織の専門店「サヌイ織物」(福岡市)と「NPO法人まる」(同)の連携で商品化された風呂敷。同NPOが運営する福祉作業所に通う太田宏介さん(32)がデザインした鳥などのイラストをモチーフにしており、伝統工芸品の枠を超えたかわいらしさが好評という。

 

実行委メンバーの柴崎由美子さん(39)は「企業にとっては魅力的な商品作りや新たな市場開拓につながる。障害者がものづくりに参画し、楽しい作品でビジネスを成功させる可能性の息吹をぜひ見てほしい」と話す。入場無料。

 

2013.11.29 毎日新聞