健康づくり支援などに取り組む岐阜市茜部寺屋敷の一般社団法人「健康支援ディアス」(永井杜椛代表理事)は、発達障害などの障害がある児童とその保護者向けの塾「たけのこ親子塾」を同市内に開講した。
同法人の保健師や保育士などが子育ての悩みなどを聞き、子どもの状態に適したカリキュラムを提案する。これまで保護者が頼れる施設は病院など専門施設しかなかったが、保護者が気軽に頼り、相談できる場にする考えだ。
同塾は、同法人が運営する喫茶店「感動カフェ・ディアス」(同所)で毎週火曜日に開く。対象は発達障害児のほか聴覚障害児や引きこもりなど「特別なニーズのある子ども」と呼ばれる小学校6年生程度までの児童。月謝は月4回で1万円。今秋をめどに15組の利用を目指す。
病院など専門施設への相談は敷居が高く、相談しづらいと感じる保護者が多いという。一方、最近は特別なニーズのある子どもが増える傾向にあり、気軽に相談できる場が必要になっている。こうした需要に対応する。
スタッフは5人で、子ども一人一人の状態に合わせ、線を書かせたり片付けをさせたりするなどのカリキュラムを組む。永井代表理事は「人知れず悩んでいる親は多い。ぼろぼろになる前に相談に来てほしい」と話している。現在、無料体験を毎週火曜日に行っている。
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