ソフトバンク、スマホ活用して知的障害者の社会生活をサポートする実地検証【JAPAN】

ソフトバンクモバイルは、スマートフォンに専用インターフェースを設け、知的障がいのある人が連絡や自分の居場所などを簡単に確認できる機能や、移動やトラブル発生時の手助けになる機能などについての実地検証を行う。社会生活をサポートするサービスの提供を目的とする。

同社では、ソフトバンク・フレームワークス、アイエスエフネットハーモニー、富士ソフト企画、NPO法人自立支援センターむくの協力のもと、知的障がいのある人の日常生活における問題点や不便な点についてヒアリング調査を実施。ヒアリングで得られた情報をもとに、スマートフォンに求められる役割や機能を検討し、考案された機能を実地で検証する。

 

具体的には、「行動判定機能」「ARナビゲーション機能」などについて検証する。行動判定機能を活用することで、あらかじめ設定した目的地までの時間帯ごとの移動手段と違う行動を利用者が取ると、状態検知エンジンで異常を検知し、利用者本人に注意を促し、保護者に通知が送られる。またARナビゲーション機能を活用することで、目的地までの徒歩ルートを検索し、画面に表示される実風景の中に目的地の方向を矢印で示して徒歩ルートを表示し、直感的に進む方向を把握することができる。

 

さらに、タッチパネルでの文字入力やボタン操作といった基本的な機能などを、知的障がいのある人が、正しく理解して使用できるかもあわせて確認する。

 

2013.3.9 マイナビニュース