【TV】クローズアップ現代 「“大人の発達障害” 個性を生かせる職場とは?」 【JAPAN】

上司の指示が正確に伝わらずミスを多発する、同僚とうまくコミュニケーションがとれない…。その原因の一つとして指摘されはじめているのが“大人の発達障害”。脳機能の発達に偏りがあり、例えば「人の気持ちを察することが苦手」などの傾向がある。しかし、中には、集中力や記憶力に優れているなどの特性も見られる。そのため大人になっても自覚なく働いている人がほとんどだ。

かつては“少し変わっている”とされるだけで問題なく職場に溶け込んでいたこうした人たちが、今、孤立し、うつ病になるケースが増えている。背景にあるのは、成果主義の導入などでゆとりを失い、不寛容になった職場環境。国の研究機関は、日本人のおよそ1割に発達障害のなんらかの特性があり、うつなどになる可能性があると指摘している。今後、多くの職場で対応が求められると見られる。どうすればよりよい職場環境を実現できるのか。職場のあり方を考える。