宮城県柴田町の障害者作業所運営団体「はらから福祉会」と福島市の食品宅配業「ら・さんたランド」がパンを共同開発し、販売する事業に乗り出す。ら・さんたは4月、福島県外初の営業拠点を柴田町に開き、宮城県内でも宅配を始める。はらからが柴田町の作業所のパン製造部門を強化し、製造を担う。ら・さんたは販売を受け持つほか、商品提案に力を入れる。
はらからは宮城県内7市町8カ所で食品製造を主体とする作業所を運営し、障害者約300人が働く。年商は5億4000万円。直売分野はネット販売がほとんどで、市場動向の把握と地元消費の拡大が課題だった。
ら・さんたは福島県内4カ所に営業所があり、従業員20人。福島県中通り、浜通り地方が営業範囲で年商1億4000万円だった。柴田営業所の開設で宅配エリアを名取市以南の宮城県南に広げる。営業所はパートを含めて12人を新規雇用する予定で、はらからで働く障害者の家族も雇う方針。
はらから福祉会の武田元理事長は「販売に強いら・さんたとの提携で売り上げを増やし、障害者の賃金を現在の月平均4万円から7~8万円に引き上げたい」と語る。
ら・さんたランドの鈴木勲社長は「障害者の家族には自分の就職の悩みを持つ人がいる。家族も含めて障害者の自立を支える新たなビジネスモデルを、はらからと一緒につくりたい」と話す。
17日にはら・さんた柴田営業所の採用説明会をはらから福祉会本部で開く。連絡先はら・さんたランド024(525)2690。
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Susie Tenaglia (火曜日, 31 1月 2017 08:16)
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