発達障害の体系的な知識を持つ保育士や幼稚園教諭を育てようと、4月から佐賀大など佐賀県内の5大学・短大が連携して共通の教育プログラムを導入する。早期支援の充実が求められる中、全国でも先端的な取り組みだ。
発達障害の体系的な知識を持つ保育士や幼稚園教諭を育てようと、4月から佐賀大など佐賀県内の5大学・短大が連携して共通の教育プログラムを導入する。早期支援の充実が求められる中、全国でも先端的な取り組みだ。
プログラムは、小児保健や家族支援、療育指導など各大学の得意分野を持ち寄って構成。支援実習も行い、履修単位を満たした学生を「子ども発達支援士」に認定して卒業後も研修を続ける。5校からは年間約330人の保育士や幼稚園教諭が巣立っている。将来的には100人程度の認定者輩出を目指す。
県発達障害者支援センター(同県鳥栖市)によると、発達障害の子どもは、特性に早く気付き、具体的な指示を出したり、予定や物の場所を絵や写真で示したりするなどの支援が重要。小学校に入る前に自立して行動できるようになれば、その後の障害の複雑化も防ぐことができるという。
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