ニック・ボイジッチは 1982年 オーストラリアで生まれました。生まれた時から手足が無く、とてもとても小さい左足だけがありました。成長するにつれしだいにほかの子供とは違う自分の姿に、絶望してしまったそうです。8歳の時、ついに自殺まで考えるようになりました。
『つらくて、孤独で、生きる意味が無かった。
人生に意味も無く、学校へ行く理由も無かった。』
『僕が大学へ行けるなんて思いもよらなかった。
目の前は真っ暗で、とてもやるせなかった。』
そんなニックは今、希望にあふれ、世界中を回って
『幸せを伝える専任講師』として活躍しています。
動画の中で、ニックはこんなメッセージを伝えてくれます。
『生きていれば転んでしまうこともある。 こういうふうに・・・。』(ニックは実際に講演の演台の上で倒れてみせます)
『時々人生には、あなたが転んだ時、もう起きられないと感じる時があります。』
『皆さん、私には希望があると思いますか?』
『なぜなら、このように転んでも、私には手足が無いんですよ。』
『私がもう一度起きあがることは不可能みたいでしょう?』
でもそうではないんです。
私は百回でも起き上がろうとチャレンジします。
もしも百回すべて失敗して、私が起きあがることを放棄するとしたら、私は二度と起き上がれないでしょう。でも失敗してもまたチャレンジするなら、そしてまたさらにチャレンジするならば、それは終わりではありません。どうやって最後まで耐えられるのかが大事なことでしょう。
『もう一度起きあがる勇気が得られますよ。こういうふうにね』
ニックの勇気をもらえる言葉もご紹介。
『どんなに不条理と思われる逆境があっても、
あなたの人生がどんな混乱していても、
勝利・平和・喜びを得ることができる』
『自分が人より劣っていると思うのは間違いだ
自分に価値がないと思うのも間違いだ』
『ある時、僕は僕の人生を振り返って感じた
これは僕もできない、あれもできない
いつもできないことばかり、
自分が持っていない物ばかり考えたら
自分が本来持っている物を見失いがちになる
そんな風に思ったら人生を無意味にしてしまう』
『いつも手があればいいなあ、
足があればいいなあとばかり思っていたら
何も変わらない。』
『神は僕にとても偉大な使命をくださった。
神の栄光と愛に対する僕の話をとおして、
人々の心が変わっていく姿をみることは
本当に美しいことだ。
僕はまだ奇跡を信じる。』
『僕、一生結婚できない
仕事は見つからない
目標ある人生は送れない
私はどんな夫になるのだろう。
妻と手さえつなげられない
人生は辛いことに出会うときもある
思いがけないことが起こったり、
自分には理解できないようなことが起こったり
自分に乗り越えられるかどうかわからないときもある
人生には嵐が吹くことがある
あなたはその嵐がいつ過ぎるかわからない
困難に耐えることはすばらしいことだけど、
とても難しい
しかし、僕は信じている
僕は妻の手がつなげなくても
その日が来ると彼女の心をつかめると
彼女の心をつかむには手はいらない』
「大学に行ったり、結婚したり・・・人並みの暮らしをするなんて、絶対にムリだ!」と、嘆いていてた時もあったようですが、それから数十年経った今、振り返ってみると、21歳でGriffith University を卒業。それもなんと!会計とファイナンシャルプランニングの2分野での学位を修めたそうです。その後、『幸せを伝える専任講師』として、世界中24カ国・3億の人々の前で講演を開いています。
そして・・・2012年2月には、日系アメリカ人と結婚。8月には、第一子を妊娠していると発表しました。
ニックのどこまでも諦めない生き方に、感動します!!
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