子育て手帳:松江市教委、3歳児健診時に配布へ 発達障害などの早期発見に 【島根】

松江市教委は、子供の年代ごとの特性や関わり方をまとめた「すくすく!子育て手帳」を2000部作製し、9月から3歳児健康診査の際に保護者に配る。 昨年4月、松江市乃白町に開設した松江市発達・教育相談支援センター「エスコ」が作った。手のひらサイズ(縦約13センチ、横約9センチ)で、発達障害などを早期に見つけ、相談してもらうために作製した。

エスコは、知的や発達障害、特別支援教育に関する相談を受け付け、幼児の療育支援なども担う。「集団の活動がうまくできない」などの内容の相談が、1年間に2102件寄せられた。

 

松江市立の小・中学校のほぼ全校で、特別支援学級が設けられ、一般学級に在籍しながら支援を受ける児童もいる。エスコの河井克典所長は「子供の抱える困難に早くから支援することが大切。手帳が子供を理解する手助けになればいい」と話す。

 

2012.7.4 毎日新聞 地方版