乗馬を通じて障害のある子どもを療育する放課後等デイサービス「まきば」が4月、福山市神辺町にオープンした。作業療法士や保育士たち計7人が障害の程度に応じて乗馬や餌づくり、馬房掃除を通した療育支援をする。全国でも珍しい取り組みという。
運営するのは、福山競馬で競走馬の誘導係をする高橋のりこさん(55)経営の会社。2004年ごろ、競馬場に知的障害者を招いたところ、喜んでもらったため、乗馬クラブに招待したり、NPO法人を設立して乗馬を通じたセラピーに取り組んだりしてきた。
しかし年会費や1回2千円の利用料などの費用が課題だったという。今年4月に放課後等デイサービス事業が始まったのを機に、所得に応じて国や県市町から最大全額が補助されるのを生かしてまきば開設を決断した。
高橋さんは「乗馬の楽しさと、可能性を多くの人に知ってもらいたい」と意気込んでいる。まきば=電話090(6845)5677。
※写真は、乗馬する土屋健太さん(中央)を後ろから支える高橋代表たちスタッフ
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・中国新聞
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