私を安全な場所に避難させてください-。県西部の障害者施設が、予想される東海地震などの災害時に障害者が携行する「ライフカード」を作製した。氏名や住所、家族の避難場所だけでなく、服用している薬やアレルギー疾患などの病状を書き込める。
東日本大震災で被災した障害者らが直面した状況を知った知的障害者通所更生施設「ほっと」(浜松市南区江之島町)など、同市や磐田市の4施設が協力。県の「地域における施設の拠点機能活用事業」の委託を受けて作った。
カードは手のひらサイズの2つ折りで、本人と保護者の氏名、住所など基本情報のほか、障害の部位や特徴、アレルギー症状、かかりつけ医や日ごろ飲んでいる薬を書く欄がある。表面に大きく「お願いします!」と書かれ、周囲に見せれば分かるように工夫した。防水加工した紙製で、2つに折り畳んでかばんなどに収納できる。
これまで4施設の利用者に配ったほか今後、希望者にも配布する。「ほっと」の家込(やごめ)久志理事長(49)は「障害のある人だけでなく、お年寄りや子どもにも使ってもらえたら」と期待している。問い合わせは同施設=電053(427)2010=へ。【2012.4.5 中日新聞】
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A・T (水曜日, 07 2月 2018 02:55)
地震など起きた時にそういうカードがあれば障害者の人にとって安心ですよね~(*ˊ˘ˋ*)。♪:*°