姉が病死、知的障害の妹が自力で生活できず凍死

札幌市白石区のマンションで女性2人の遺体が見つかり、北海道警は25日、40代の無職姉妹と確認した。姉の病死後、知的障害があった妹が自力で生活できずに凍死したとみられる。道内では今月、釧路市のアパートでも凍死した高齢の夫婦が見つかったばかり。道は高齢者や障害者の見守り態勢の強化に乗り出す。

 

 道警によると、姉妹は佐野湖未枝(こずえ)さん(42)と恵(めぐみ)さん(40)。マンションの管理会社から連絡が取れないとの通報を受け、白石署員が20日に遺体を発見。司法解剖の結果、湖未枝さんは先月下旬~1月初旬に病死、恵さんは1月初旬~中旬に凍死していた。

 

 姉妹は恵さんの月7万円程度の障害者年金で暮らしていて、料金滞納のためガスは昨年11月末に止められたままだった。 【産経ニュース 2012.1.26